2014年12月31日

甘苦ジャカルタ  ―「Midori」〜「CACAOTE」

 

少し前の話題になりますが、
『 甘苦上海 』 という小説が日経新聞に連載されていた のをご存知ですか?


当時から書評は賛否両論だったようで (苦笑)
特に上海在住者の一部からは呆れる声なども聞かれましたけど、 蜜は好きでした。

いや、だって、この作品の 何がスゴイ って・・・
 


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↑ 上海の、旧フランス租界エリアの地形 を以てして、ですよ?
 

『 …ここが桃江路…桃江路から岳陽路…あ、ここにはプーシキンの像が立っていたわね…
  プーシキンの頭にいっぱいキスしちゃおう…プーシキン…プーシキン…
  あなたは何故ここで、そんなに威張って…岳陽路をUターンして…
  これから東平路に入ります…わたし、ここ、好きよ…すごく… 』    ― “甘苦上海” 45話




といった具合に、
数日前に男と交わった回想をする女主人公のモノローグが入り、
先ほどの地図の通りは、彼女の唇が右往左往したという男の下半身 に比喩され、


sshanghai_p1412.jpg  ← 実在するプーシキン像w

にいたっては・・・  ××× (自主規制) に例えられるという。。



今にして思えば、

衝 撃 的 に 斬 新 す ぎ る

切り口と、土地の見方だと思う。。。
さすが! 尊敬しますわ、高樹のぶ子先生っ!! (笑)

その奇想的な視点、少しでも見習いたい。  ← どこ目指してるの? 蜜。




* * * * * *




そんな 『 甘苦上海 』 の結末も、読み直さないと忘れてしまったのだけど、
(プーシキンのくだりは、あまりにも印象が強くて記憶から消えないw)

読んで字の如く、甘さも苦さも残る上海での出来事をタイトルにしたのだろうか?
もしもそうなのだとしたら、きっと、
あそこに暮らす誰もの胸に、そういう想いの1つや2つは抱えてるはず。

そして、
蜜にとって、住んで間もなく1年を迎えるジャカルタにだって、
甘いこと・苦いことが徐々に積み重なってきている…





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午後の 「国立博物館」 見学 の後、夕食にはメンテンにある 「Midori」 へ。


なんちゃって系の日式 (風) 居酒屋なのかと思えば、
もうちょいレベルは高かった。 とは言っても、やっぱり所々ちょっと妙だけど。
おでんとか、メニュー写真からして明らかにおかしかったりたらーっ(汗)


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エビフライの、海老が薄切り (でも美味しいw) だったり、ポテサラも。。。


↑ ただ、まぁ全体的にタレは甘めなものの、そう悪くない味に仕上がってる。

「 でも俺の作るポテトサラダの方が旨いけどね♪ 」
って、知らんし (笑)
そういえば、わりと何にでもそういうコト言う人だったなーと思い出す。
懐かしい定型句の冗談を聞き流す役は、いつぶりだろう。




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生演奏のバンドも入る同店。 ロックじゃなく、もっとゆったりした歌と音が心地いい◎


楽器の響きが大きすぎないところが、蜜も好感を持てた。
「 選曲も良い! 」 と喜んで、楽しそうにノッてる横顔を見ると安堵した。



・・・こうやって、このまま、
触れたくないことには敢えて触れずに、なるべくゆるい話題で、
でも今のお互いの近況を少なからず窺い知れる会話がずっと交わせたら、
蜜は、それだけで十分シアワセ、だったのに。



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たいして酔ってはいなかったと思う。
一緒に飲みたいと、日本から持ち込んだ彼の好きなブラックニッカを
まだ開け始めた頃くらいに、
何故か、不意に始められた “そんな話” に――


ただ蜜は、心の準備が足りなかったのだ。


耳に流れ入ってくる言葉を、どれほど途中で遮りたかったことか。
けれど無力で…  本当に無力で、受け止めるしか他に方法を持たなかった。
あまりにノーガードすぎて、その痛みに視界すら霞んだ。



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酢の物は、残念ながら味付けが甘ったるいそうだけど、
もう蜜にはよく分からなかった。 好物の枝豆も、砂を噛んでいるように思えた。

こちらが、一体どんな顔をして、
どう切り返せば “上手” なのかを戸惑ってるうちに・・・
目の前の相手は、さらに突飛な発言を口にして、蜜の心を違うイミで掻き立てた。



「 あぁ、甘いものが食べたい。 ケーキが食べたい! 」




… あのー。。  もう夜10時近く なんですけど?たらーっ(汗)

モールも閉まっちゃうから買えないし、
このジャカルタ。 そんな深夜遅くまでやってるケーキ屋さんなんかあるわけ・・・・・





あ る で し ょ う 。






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Jl. Senopati に佇む 「CACAOTE」 。
ここなら、ケーキも間違いなく美味しい。 雰囲気も抜群。
なにより 深夜1時まで営業 されている☆


1F にあるショーケースに並べられた、宝石のようなスイーツ達を選ぶ。
蜜は、ここに来たら必ず味わうのは、

塩キャラメルのマカロン とエクレア黒ハート

と決まっているのだけど、
店名が 「CACAOTE」 というくらいなのだからチョコもさぞや極上なのだろう…
そう思い、ケーキ2つとマカロン2つをお願いして 2F (喫煙可) へ。



・・・普通さ、こう買ったらさ。
仲良く1つずつ分け合いながら、シェア とかするじゃない?



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明らかに 配分おかしいしww



… だけど、すごくご満悦そう。
まずチョコケーキにフォークを入れて、、 一言。 「うまい!」
ジャカルタ見直した〜とまで感激されたお墨付き◎
その反応に、蜜もホッと安心して、エクレアも少し食べてみる? と勧めたら、


「 なに言ってんの。 そっちも俺のでしょ。
  いいけど、一口くらいならあげても


と返されたからな。。。 orz   ※ 彼の脳内におけるケーキ配分率を悟った瞬間




しかも、しかもだ。
ゴハンも食べて飲んだ後なのに、ほぼケーキ2個! あっという間に完食!!
・・・いや、よく知ってるけどさ。 スイーツ好きなのは。。

それでも、 まだちょっと物足りなさそうにしている相手 を見て、
目を丸くしながら、蜜はつい言ってしまった。


「 折角だから、もう1個、あのケーキも食べてみる? 」




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“ これを食べると、3日間 HAPPY になれる ” ケーキなんだって♪ (笑)


最初に買う時、店員さんからそうオススメされた品で、やっぱりちょっと気になり。。
これも一口もらってw  うん。 確かに美味しい!
甘いものを幸せに頬張れる心の余裕が、この時の蜜には無かったけれど。



ただ、スイーツに囲まれてすごく嬉しそうにしている姿を、
見ているだけでも満たされたのも、本当だよ。

多くなんて望まない。
でも、わざと何も知らないまま、もしもその夜を過ごせていたら・・・
甘々な 「CACAOTE」 に溶かされ、苦みなんか感じないで済んだのに。 なんてね。

最後まで壊さずに、大切にしていたかった、だけ。




* * * * * *




『 どうにもならない 』 というプレッシャーと、
複雑な気持ちが尾を引いた、 2014年の締め括りの月となってしまいましたが、、
これをそのまま来年にまで持ち込みたくはないな、と思う。

新しく ならなくちゃ。
乗り越えることは難しくても、時折振り返っても、
どこかで整理をつけて、また “前” へと流れ進んでいかないと!



だから最後に、心の大掃除をした。



作業中はツライものと向き合い続けたけれど、終わったら少しスッキリかも☆
これも断捨離の一種かしらね?
書き 「残し」 たのに、なんだかむしろ 「捨てた」 気分w







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■Midori Japanese Restaurant■
Jl. KH Wahid Hasyim No.106, Kebon Sirih Menteng, Jakarta
Reservations: 021-314-7813

CACAOTE Patisserie Brasserie Bar
Jl. Senopati No.80, Jakarta
Reservations: 021-2930-6127
http://www.cacaoteindonesia.com/

 



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