2014年12月30日

白昼堂々、その声に抱かれて 「国立博物館」

 

少し媚びた甘え声。 冷静な低い声。
物欲しげに潤んだ声。 意地悪く歪めた声。
男を誘う声。 女を哭かせる声。
艶めいた喘ぎ声。 いやらしく湿った声。
永遠を求める、素直な声。 刹那の愛を囁く、優しい声。
     


・・・そういう声さえも、記憶の奥深くにはきっと刻まれているのだろうけれど。

日常的に反芻されるのは、
普段なにげない会話を交わした時のトーン。 話し方。 口癖。
かつては名前を呼んでくれていた、声。
  



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 『 時々思う・・・  声って いつまで覚えてられるんだろう
   不安になって 頭の中で何度も再生を繰り返す
   思い出せる まだ 思い出せる
   でも もし このまま二度と逢えないとしたら
   最後まで残るのは 姿だろうか   ・・・それとも 声なのだろうか 』

                               ― “ハチミツとクローバー” 羽海野チカ




蜜は、誰かを想い起こす時、
相手のお顔はもちろんながら、声も一緒に記憶の棚から取り出される。

声って、意外と覚えてるものよね?

そして不思議なことに、声が似てる同士って、結構あるのだ。
何の関係もないあの人とあの人の声が重なるなーとか、自分の中で密かに楽しむ。
時にはそれが、息を飲むほどに同じすぎて胸が締め付けられることも…




* * * * * *




その日は、昼過ぎからの待ち合わせ。
前の晩 に偶然、相手の予定が空いているのを聞いて、観光に同行しようと。


出かける前に、ホテル近くで腹ごしらえした、

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 ↑ この中華麺が、すっごく美味しく感じて 黒ハート
  ( 中華麺って・・・。 他にもっと表現方法ないの?w )



多分、、 ここは 香港をコンセプトにしたお店っぽい んだけど、
香港ちっともカンケーない料理も沢山あったし、
この中華麺も、どっちかというと台湾風味 な気もするのよね。。 (笑)

いや、むしろそれが美味しいんだけど☆
前に一緒に食べた、あの B級グルメ 「覇焢肉」 の味に似てない?
なんて、つい呟いてしまったり。



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サリナデパートの向かい、 Jl. Sunda No.5 にある 「Hong Kong Cafe Thamrin」 です。




お腹を満たした後は、
サリナ前からトランスジャカルタに乗って 「国立博物館」 へ向かうつもりが、

ここで、まさかのスコール たらーっ(汗)

いや、まぁ… 雨季なんだから、まさかもナニもないんですが、
でも何もこのタイミングでなくても。。 博物館の閉館時間も迫ってるのに!
しかも、運悪くものすごい強風の暴風雨で、
ホテルで大きい傘は1つ借りても、飛ばされそうで身動きできぬ!!



結局、サリナで雨宿りして待つしかなく・・・
博物館は夕方4時には閉まっちゃう ので、諦めムードに何度もなりかけたものの、

かと言って、他に何も観光のないジャカルタ

なので、とりあえず行くだけ行ってみようよ! と鼓舞w
うん。 でも雨風でキャーキャーはしゃぐ一幕さえも、蜜には楽しかったけどね。




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なんとか TJ に乗車。。。  (古い車体に、少し残念そうにしてましたね。笑)


それにしても、
いつからトランスジャカルタは、 IC カードでの乗車必須 になったんだ??
なんか噂には聞いていたけど、
以前は単発 Rp4,000 くらいの切符 (つーか紙切れ?w) でも乗れましたよねぇ。

Rp20,000 のデポジットに、 Rp20,000 ぶんの乗車賃込みで、
初期費用 Rp40,000 (=約400円) の IC カードが必要な乗り物になっちゃった。




モナスの駅で下車すると、目の前に、

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(駅名モナスなのに、 モナスより明らかに “国立博物館前” の方が正しい ような駅の位置… )



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真っ白で、気品ある佇まいは、とっても素敵!!


さすがは、インドネシア随一の博物館と称されるだけのことはある建物。
近代的な香りを漂わせながらも、古き良き趣きも残しつつ。

Rp10,000 の入館料を支払って、中へ。
※ KITAS を見せると Rp5,000 だったらしいけど、この時は知らず。。



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入口正面の、仏像の間を抜けると中庭が。 こちらには、ヒンドゥー教の石像が多く並ぶ。



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石像や仏像、古くから何かを象ったような創造物を眺めるのが、
特にお心惹かれるようで。 (蜜も好きですが)

奇遇にもちょうど3年前、
木枯らし吹く中、一眼片手に 「上海博物館」 へ連れ立った遠い日を思い出す。
そういえばあの時も、熱心に見回っていた。
『 陶磁器とかには、どうも興味わかない 』 と、同じことも言っていた。



・・・ま、だからって、 超真剣に、

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ソ コ に  集中してご関心を示されるのもどうかと思いますけどぉーw
※ 対象物はモザイク処理を施しております。 展示品はあくまで芸術です。




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↑ あとは、これが見たかったらしい。 ジャワ原人。


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発掘を行なった際、ジャワ原人の骨がこのように見つかったと紹介された展示は、足元に。



古い時代のものばかりでなく、
インドネシアの多民族文化に触れる造りになっているので、

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バリの風が、ここに。  これ、ガムランですよね? 蜜も大好きな音色♪



… なんかもありーの、
でも、、 個人的に一番気になって仕方なかったのは、


sDSCN6155.jpg

端にあった ↑ この展示物の意図。




* * * * * *




やや慌ただしくも、なんとか 「国立博物館」 をサラッと見学して、
その後は・・・ 定番すぎるけどコタでも行くことに。


sDSCN6160.jpg



“ もしも縁があって、再び逢えることがあるのなら。
  一秒一秒を、もっと大事にすればよかったという後悔を、もう後悔しないように ”


そう思って、それだけを心に決めて、
余計な感情にはなるべく振り回されないようにしながら、蜜はそこにいた。

本当に、それで嬉しかった。 充分だったのだ。



再び TJ に乗って終点コタで降り、
まだ小雨が止まぬ中、1つの傘を分け合いながら歩いた。
ファタヒラ広場の歴史博物館は未だ改装中で、ハリボテ状態に布を被せてあり、
女握り だけ紹介した後は、早々にその場を退散となった (笑)

帰りの TJ の中でも、交わす会話は途切れなかった。
お互い知らないまま過ぎ去った2年ちょっとの空白を補うように、沢山話した。
他愛もない言葉を紡ぐ声に、ただ包まれていた。

本当に、それだけで良かった。







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■Hong Kong Cafe Thamrin■
Jl. Sunda No.5, Jakarta
Reservations: 021-310-7868

■国立博物館(Museum Nasional)■
Jl. Medan Merdeka Bar. No.12, Jakarta
月曜〜木曜 8:00-16:00
金曜 8:00-11:30 / 13:00-16:00
土曜・日曜 8:00-17:00

 




この記事へのコメント
ジャカルタの国立博物館の石碑の案内書をつくりリンク先に掲載しています。「本文」と表紙をダウンロードして、印刷すればパンフレットの完成です。英文もあります。
今まで収納石碑の詳しい解説書がなかったので観覧時に参考にしていただければ幸いです。
Posted by 度欲おぢさん at 2015年01月04日 12:56
 
はじめまして。
ブログをご覧頂き、コメントありがとうございます。
リンク先、大変参考になりますね!
ありがとうございます。
次回、同所を訪れる際には DL して持参したいと思います☆
Posted by >度欲おぢさんさんへ。蜜 at 2015年01月08日 15:32
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